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Photo by Jun Ishikawa

2021年6月、ブリティッシュ・カウンシルは3年間に渡る国際共同事業の成果として、あうるすぽっと、英国グレイアイ・シアター・カンパニーとともに、舞台『テンペスト~はじめて海を泳ぐには~』を上演しました。

英国の障害者アート・ムーブメントの先駆的存在であり、2012年のロンドン・パラリンピック競技大会開会式の共同ディレクターを務めたジェニー・シーレイを総合演出に迎えた本作には、日本・英国・バングラデシュ3か国の、障害のあるアーティストが参加。新型コロナウイルス感染症の影響によって来日が困難となったジェニー・シーレイが、リモートで演出をすることとなったほか、英国、バングラデシュの出演者は映像を使っての参加となりました。このような予想外の事態に向き合いながらチャレンジングに制作を続け、文化や言葉、障害の違いを超えて、新たな『テンペスト』を作り上げました。

本フォーラムでは、総合演出を務めたジェニー・シーレイや、日本の演出家・キャストやスタッフをスピーカーに迎え、3年間に渡るプログラムを振り返りながら、障害のあるアーティストがより活躍できる文化セクターの在り方、そして今後の可能性についてディスカッションします。

開催日程

日時: 2021年11月8日(月)17:00-18:30(日本時間)
会場: オンライン(Zoom開催、事前に参加URLをお送りします。)
参加費: 無料(日英同時通訳、日本語手話通訳あり)
対象: 文化芸術関係者、社会福祉関係者など
主催: ブリティッシュ・カウンシル
お申し込み方法専用オンラインフォーム よりお申し込みください。
お問い合わせ: ブリティッシュ・カウンシル  uk-event@britishcouncil.or.jp
*アクセスサポートが必要な方は2021年10月25日(月)23:59までに上記の専用オンラインフォームよりご連絡ください。

スピーカー(五十音順):

大橋ひろえ(俳優/演出家)
岡康史(劇団午後の自転代表)
佐々木千尋(公益財団法人としま未来文化財団 企画制作部 事業企画第2課)
ジェニー・シーレイ(グレイアイ・シアター・カンパニー芸術監督)
瀬川サチカ(俳優/シンガーソングライター)
関場理生(劇作家/ダイアログ・イン・ザ・ダークアテンド)

ファシリテーター:
吉野さつき(愛知大学文学部 教授)

スピーカー・プロフィール

大橋ひろえ(俳優/演出家)

音のない世界の住人。栃木県宇都宮市私立作新学院を卒業した後、手話演劇やダンス、自主映画製作を始める。1999年、俳優座劇場プロデュースの『小さき神のつくりし子ら』で主役・サラに一般公募で撰ばれ注目される。本作品で第七回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。その後、渡米し、演劇やダンスを学ぶ。2004年、自伝本『もう声なんかいらないと思った』(出窓社)出版。2005年、聞こえない人と聞こえる人が作る演劇を目指してサインアートプロジェクト.アジアンを旗揚げ。ミュージカルからストレートプレイ、朗読劇まで幅広く公演プロデュースする。現在、俳優、手話振付指導、ワークショップ講師などとして活躍中。

岡康史(劇団午後の自転代表)

静岡県出身。劇団午後の自転代表(劇作・演出)。障害者と健常者が同じ舞台に立った”しずおか演劇祭”を経て1996年劇団を旗揚げ。以降20作以上を作・演出。2013年より、静岡での演劇企画「ラウドヒル計画」に演出スタッフとして参加。

佐々木千尋(公益財団法人としま未来文化財団 企画制作部 事業企画第2課)

1992年生まれ。東京都豊島区出身。桜美林大学総合文化学群演劇専修を卒業。大学を卒業後、東京芸術劇場プロフェッショナル人材養成研修に2年間参加。2017年より、としま未来文化財団に入職。同財団で放課後の小学生対象を対象とした、演劇と出会うワークショップの立ち上げに携わる他、あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)の舞台の企画制作を担当。

ジェニー・シーレイ(グレイアイ・シアター・カンパニー芸術監督)

演出家として活躍し2012年ロンドン・パラリンピック競技大会開会式では共同ディレクターを務めた。障害のあるプロの俳優やスタッフによる英国の劇団、グレイアイ・シアター・カンパニーの芸術監督とCEOを1997年から務め、手話と音声描写を効果的に取り入れた革新的な作品を創作、英国内外で高い評価を得ている。また、日本、インド、スリランカ、バングラデシュ、ブラジルなどで様々なワークショップや講演を行っている。2009年英国の舞台芸術セクターのアクセシビリティ向上に大きく寄与し、大英帝国勲章MBEを受勲。2012年ロンドン・オリンピック・パラリンピック競技大会関連文化プログラムのひとつである「Unlimited」ではアーティスティック・アドバイザーを務め、Liberty Human Rights Arts賞を受賞。2015年シグネチャー・デフ賞で優秀貢献賞を受賞。スコットランド王立音楽院及びミドルセックス大学名誉博士、セントラルスピーチ&ドラマスクール、Rose Bruford大学特別研究員。

瀬川サチカ(俳優/シンガーソングライター)

関東国際高等学校演劇科を経て立教大学現代心理学部映像身体学科卒。人工関節の俳優にしてシンガーソングライター。幼少期より子役として活動。23歳で骨肉腫を患い人工関節置換手術をうける。闘病をきっかけに音楽活動を始め複数のCDをリリース。現在ではダンス、演劇、音楽など複数ジャンルを融合させたパフォーマンス公演の企画等を行う。猫とスパイスを偏愛。

関場理生(劇作家/ダイアログ・イン・ザ・ダークアテンド)

1996年生まれ。東京都豊島区出身。2歳のとき網膜芽細胞腫で失明。都立総合芸術高校 舞台表現科 三期卒業後、日本大学芸術学部 演劇学科(劇作コース)に入学。在学中は公演を企画したりワークショップを行ったりと精力的に過ごす。卒業後、ダイアログ・イン・ザ・ダークのアテンドとして対話する場を作る仕事に従事する一方、視覚障害者と演劇を結ぶ架け橋となるべく活動の範囲を広げている。

吉野さつき(愛知大学文学部 教授)

英国シティ大学大学院でアーツ・マネジメントを学び、公共劇場勤務、英国での研修(文化庁派遣芸術家在外研修員)後、教育、福祉等の場で芸術を用いた活動に携わる。障害者芸術や社会包摂に関連する芸術活動の調査研究や人材育成にも取り組んでいる。

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