2026年3月18日−29日

LGBTQIA+をテーマにした世界最大級の映画祭『BFIフレア・ロンドンLGBTQIA+映画祭』とブリティッシュ・カウンシルのパートナーシップに基づいて、同映画祭に出品された短編映画から5作品を、映画祭期間中にオンライン配信する「Five Films for Freedom」。今年は2026年3月18日から29日まで開催されます。

今年のラインアップは、さまざまな国の制作者が、それぞれの観点から愛や勇気、秘密と裏切りといったテーマに取り組んだ、力強い物語が揃っています。これらの作品は、世界中のどこの国のどんな人であっても、愛と自己表現を求める思いは共通していることを思い出させてくれるでしょう。

2026年の作品はこちら。

ヘレンなんて大嫌い
(監督:ケイティ・ランバート/7分/英国)

プリヤはヘレンが大嫌い。食堂でも、理科の授業でも。とくに水泳の時間のヘレンが嫌いだ。いちばん嫌なのは、ヘレンが自分に抱かせる感情そのもの。学校で巻き起こる同性への圧倒的な欲望と、その波にただ身を委ねてしまう女の子たちを描いた短編。  

ラグ・ドール 
(監督:エイミー・アドラー/12分/アメリカ/メキシコ)

二分脊椎で生まれたロサリンダと脳性まひのディアナの夫婦。メキシコ・プエブラで暮らすふたりは、障害と差別、貧困が錯交差する日常を生きている。家族には見捨てられ、十分な公的支援も受けられず、執拗な同性愛嫌悪にさらされながら、互いを助け合い、支え合う生活を築いてきた。ありふれた一日の中でのふたりのルーティンやロマンチックなデート、そして揺るぎない愛について語る静かな時間を見つめる作品を追いかける。 

ROOM 206
(監督:ローリー・ビシェリア
/16分/フランス) 

性別適合手術を受けたあと、クレールはもはや他人の目を気にしなくなる。自分の身体を取り戻すことが、人生で初めて「自分自身」を認める道となっていく。身体の変化だけでなく、感情の再生と新たな始まりへと向かう彼のあゆみに寄り添うドキュメンタリー。 

汗 (Mô Hôi)
(監督:エドワード・グエン/15分/ベトナム)

ベトナムの農村を離れる前夜、農場労働者フンは国外への非合法な脱出のために国境に向かう準備を進めている。ルーティンと重労働に支配されてきた彼の「最後の1日」は、労働者仲間のホアンとの時間を通して、欲望、親密さ、そして自己認識をめぐる感覚を大きく揺り動かしていく。

テオ
(監督:モニカ・パラッツォ&ジョアナ・ガルヴァン/15分/ブラジル)

1986年、ブラジル。開催中のサッカー・ワールドカップがみんなの注目を集めるなか、7歳のテオは学校生活を静かに送りながら、固定された性別役割に抵抗していく。沈黙と反抗の間で、テオは自分の存在のあり方を模索し始める。

 

本サイト内の関連ページ

関連サイト