人口構造が変化するなかで立ち上がってくる社会的課題に私たちはどのように取り組むべきなのか?

チャレンジ

日本は世界で最も高齢化の進んだ国であるが、このことは日本が人口構造の変化する社会で最も先進的な事例であることを意味している。すでに顕在化している社会的問題もあれば、これからどのような問題が起こってくるのかまだ十分には明らかになっていないものもあり、このことが人口構造の変化する社会における特徴であり最も困難な点である。本ワークショップの参加者は、これからますます人口構造が変化してくる世界について、みずから社会的課題を発見し、その解決策を考えて具体化することが求められる。

目的

本ワークショップの目的は、国境、文化、専門分野の垣根を超え、参加者がそれぞれに知識やアイデアを持ち寄る多声的な環境の中、実際に問題が生じている現場からも刺激を受けながら、人口構造の変化がもたらす社会的課題に対して創造的な解決策を構想し、それを具体化することにある。また、このプロジェクトが目指すのは、よりよい社会へ向けて組織的な変革を引き起こすために、文系・理系の最新の思考を理解し活用でき、知的交流のハブとなることができるような将来のリーダーを生み出す環境を創造することである。

プログラムの概要

英国facilitate this! からDawn Reeves氏をファシリテーターに招き2週間のワークショップを行った。第1週目はアイスブレイク、チームビルディング、およびソーシャルビジットを中心に行いRENKEIワークショップの方向性を参加者全員で共有した。第2週目には各チームのプロジェクトが具体化するよう、チーム内でのディスカッション、各専門家からのミニレクチャーを中心に進められた。最終日には、大阪の中心部にある大阪イノベーションハブ(OIH)において、産官学民から81名の参加者を迎えてシンポジウムを開催し、各チームの取り組みについて発表を行った。

プログラムの成果

今回のワークショップでは、RENKEIメンバー校となっている日英ぞれぞれの大学から15名の参加者を迎えることができた。うち10名が昨年度からの参加者で、5名が今年度からの参加者である。

昨年度から活動している空き家の対策・活用に取り組むルネサンスホーム、言語の習得と高齢者・外国人など孤立しがちな人びとの社会的包摂をアプリケーションの開発によって実現しようとするGengoalの2チームに加え、新たな参加者により福岡県志賀島の地域課題を解決することを目指すCOMSHIKAが組織され、全部で3つのチームがワークショップを通じて各自のプロジェクトに取り組んだ。

ワークショップには6ヵ国にルーツをもつ人びとが参加し、言語的にも文化的にも文字どおり多様なバックグラウンドをもつ参加者によってワークショップが行われた。

3チームとも、プロジェクトの実現へ向けて活動を継続しており、各チームが取り組む社会的課題について具体的な成果が挙げられることが強く期待されている。

リード大学

  • 大阪大学
  • ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)

問合せ先

renkei@britishcouncil.or.jp

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