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SEE MONSTER

アートとテクノロジーを融合させた、かつてないアートインスタレーション

2022年の夏、イングランドの海辺の町『ウェストン=スーパー=メア』に、巨大な“モンスター”が現れます。その正体は、北海で使用された後、不要になった“海洋掘削装置”。廃棄対象の装置を英国に運び、重さ350トン、高さ35メートルの壮大なパブリックアートインスタレーションとして生まれ変わらせるのです。かつて欧州最大級の屋外プールがあった施設“トロピカーナ”を舞台に、緑豊かな庭園やダイナミックな滝などを内包した『SEE MONSTER』が、新たなランドマークとして誕生します。

制作を担当したのは、イングランド北部の都市リーズを拠点とするクリエイティブスタジオ『NEWSUBSTANCE』。モンスターを再現するため、輝くアルミニウムの鱗で包み、正面は滑らかな皮膚が動くように、風に合わせて揺らめくデザインを採用しています。これらの仕掛けは、エンジニアチームが何度も試作を重ねて完成させました。

産業建造物の再生から、サステナブルな未来を探求する

See Monsterは、不要になった産業用建造物に新たな命を吹き込み、持続可能な未来について探究する体験型イベントです。役目を終えた産業用建造物をどのように再利用すればよいか、プログラムでの体験を通して、その新たな可能性について考えることを目的としています。

コラボレーターとして、ユニークなプロジェクトをクリエイティブ業界に提供するイベント・プロダクション会社『REDHOUSE』や、世界中のコミュニティをつなぐデジタルメディアプラットフォーム『Dose of Society』、そして英国南極観測所をはじめとする、科学、技術、工学、芸術、数学の専門家らが名を連ねています。

憩いの場となる “ガーデンラボ” を監修したのは、英国の国内外の公共・民間プロジェクトに参加し、20年以上にわたって第一線で活躍するランドスケープデザイナーのPeter Beadsley氏。8メートルにも及ぶ大木や、丈夫な低木、多年草、芝生など、多様な植物を効果的に用いて、モンスターのなかに美しい緑のオアシスをつくり上げています。

再生可能エネルギー技術の一例として、大きな円錐形のソーラーツリーも設置されており、そこで得られた電気はバッテリーに蓄電され、必要に応じて施設内で利用されます。ガーデン内には、ビジター体験が可能な見学ルートが設けられるほか、未来に向けた新たなアプローチが随所に盛り込まれます。オンラインでもSEE MONSTERを体験できるよう、バーチャルツアーが公開される予定です。

日本からプログラムを楽しむ方法

日本からも、オンラインでプログラムを楽しめる方法を紹介します。世界中で参加できる、バーチャルツアーも公開される予定です。

  • SEE MONSTER プロジェクトサイト内『The Monster』(英語)
    巨大なアートインスタレーションのイメージ画像をご覧いただけます。
  • UNBOXED YouTube 公式アカウント内 『UNBOXED: SEE MONSTER』(英語)
    『SEE MONSTER』のプレゼンテーション動画をご覧いただけます。
  • SEE MONSTER 公式 Instagram(英語)/公式 Twitter(英語)
    インタビュー動画や制作中の様子を撮影した写真が公開されています。

英国での開催時期・場所

2022年夏 ザ・トロピカーナ(ウェストン=スーパー=メア/イングランド)

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