テクノロジーを使った新しい楽器づくりワークショップに参加する人々
ドレイク・ミュージック・ラボ(DMLab)では障害のある音楽家が主導で動き、そのクリエイティブなニーズとアクセス面でのニーズに同時に応える形での新しい楽器開発や既存の楽器のカスタマイズなどをハッカー、テクノロジスト、楽器メーカーと一緒に進めている。 ©

Emile Holba

英国において20年以上にわたり音楽家、デザイナー、プログラマー、テクノロジストなど多様な人をつなぎ、音楽 x 障害 x テクノロジーの分野を牽引してきたアート団体ドレイク・ミュージックを招聘し、3月15日にトークセッションを開催します。

ドレイク・ミュージックは、障害のあるプロの音楽家の演奏活動を可能にするウェアラブルデバイスや、障害のある子どもたちも簡単に音楽を奏でられるようなタブレットなど、障害のあるなしにかかわらずあらゆる人が音楽に親しむことができるアクセシブルな楽器の開発を手掛けています。また彼らが媒介となり、音楽家や企業関係者、テクノロジスト、デザイナーが集い新しいアイデアを交換しプロトタイプを行う機会を積極的に作るなど、その領域を超えた取り組みに英国内外から注目が集まっています。

本セッションでは日本において障害と音楽の分野で先進的な取り組みを行うアーティストや研究者の活動も共有しながら、障害のある音楽家やテクノロジストなど多様なプレイヤーが協働することでひろがる、新しい音楽表現や体験のあり方について、ワークショップ形式のディスカッションを行い、分野を超えたコラボレーションの機会を探ります。

【開催概要】

日時:2018年3月15日(木)14:00-16:30(13:40 開場)
会場:カルッツかわさき (川崎市スポーツ・文化総合センター)、1階 大会議室 1
<住所> 神奈川県川崎市川崎区富士見1-1-4
<アクセス> 電車: JR川崎駅、京急川崎駅より徒歩15分
※その他の交通手段でのアクセスについては、施設のWebサイトをご参照ください。
参加費:無料(日英逐次通訳つき)
※手話通訳・要約筆記をご要望の方はお申込みフォームでお知らせください(3/14午前10時まで)。
定員:40名
主催:川崎市、ブリティッシュ・カウンシル
対象:音楽やテクノロジー関連の企業関係者、テクノロジーやデザイン関連の大学関係者、音楽家、テクノロジスト、デザイナーなど
申込方法:オンラインフォームよりお申し込みください
※定員に達し次第、お申し込みの受け付けを終了します。

【スピーカー 】(五十音順)

  • ガウェン・ヒュイット、ダリル・ビートン、ケレン・メイア(ドレイク・ミュージック)
  • 中西 宣人(楽器デザイナー)

【ファシリテーター】

  • 金箱 淳一(楽器インタフェース研究者)

スピーカー プロフィール

ケレン・メイア (ドレイク・ミュージック、代表)

芸術機関、ボランティア団体、公的機関での幅広いキャリアを通して、数多くのアーティストや音楽家の活動と発展をサポート。2006年よりドレイク・ミュージックの代表。

ガウェン・ヒュイット (ドレイク・ミュージック、R&Dプログラム担当)

10年以上コミュニティ・ミュージシャンとして多様な環境でさまざまなテクノロジーに接してきた経験を活かし、ドレイク・ミュージックのR&Dプログラムを統率。ミックス・エンジニア、サウンド・アーティストしても活躍。

ダレル・ビートン (ドレイク・ミュージック、育成プログラム担当)

舞台芸術、また、障害のある人や若者を対象とした芸術活動に18年間従事してきた。ドレイク・ミュージックでの活動以外に、フリーランスの舞台美術アーティストとして英国内外で活躍する。

中西 宣人(なかにし よしひと)

1987年生まれ。楽器デザイナ。博士(学際情報学)。日本大学芸術学部音楽学科情報音楽コースを卒業後、東京大学大学院学際情報学府に入学し、多様な奏法に対応する音楽インタフェースやデジタル楽器の開発と研究に従事。「The Cell Music Gear」、「B.O.M.B.」、「POWDER BOX」など開発したデジタル楽器が、Asia Digital Art Award 優秀賞, 電子工作コンテスト 優秀賞、Laval Virtual ReVolution “Residence” などに選出されている。また、これらの楽器を用いた演奏活動を国内外で行っており、千代田芸術祭2014音部門 岸野雄一賞、Georgia Tech’s Margaret Guthman Musical Instrument Competition 2017ファイナリストなど、入選歴がある。現在は、センサー開発企業や教育機関とのデジタル楽器の共同開発、開発した楽器を用いた演奏活動を国内外で行うなど、音と音楽を中心として多角的に活動している。日本大学芸術学部 研究員/非常勤講師、東京工芸大学 芸術学部 非常勤講師。
Webサイト

ファシリテーター プロフィール

金箱 淳一(かねばこ じゅんいち)

1984年 長野県北佐久郡浅科村(現 佐久市)生まれの楽器インタフェース研究者、博士(感性科学)。岩手県立大学ソフトウェア情報学部を卒業後、情報科学芸術大学院大学(略称:IAMAS)で楽器とインタフェースに関する研究を行う。玩具会社の企画、美大助手を経て、現在、慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 研究員。障害のあるなしにかかわらず、共に音楽を楽しむための「共遊楽器(造語)」を研究している。
Webサイト

【ドレイク・ミュージックについて】

すべての人に開かれ、誰もが参加できる音楽文化を理念に、障害のある人に障害のない人と同じだけ、音楽活動に参加する機会、選択肢やサポートが存在し、障害のあるなしに関わらず音楽家として対等な関係で活躍することができる社会の実現に向け活動する英国のアート団体。音楽x障害xテクノロジーの分野の前衛として20年以上にわたり、障害のあるなしに関わらず多様な人が音楽に親しみ、音楽活動に関わる機会を生み出す補助テクノロジーを創出してきた。あらゆる年齢層の障害のある人々に向けたアクセシブルな音楽サービスを提供するほか、障害のある人の音楽アクセスを向上するために音楽家や文化機関に向けたトレーニングプログラムなども実施。さらには、障害のある音楽家のためにテクノロジーを駆使し先進的でアクセシブルな新しい楽器の開発など、その活動は多岐に及ぶ。

公式Webサイト(英語)

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