イギリスのボーディング・スクールは、18歳(日本の高校3年次)までの生徒が学校で生活しながら勉強する寮制の学校です。GCSE、Aレベル、国際バカロレアなど、国際的に通用する資格の勉強ができます。イギリス全土に公立・私立合わせて525校のボーディング・スクールがあり、2020年には、世界中から集まる約2万4千人の留学生が、イングランド、北アイルランド、スコットランド、ウェールズの生徒とともにイギリスのボーディング・スクールで勉強しています。
ほとんどのボーディング・スクールで、留学生とイギリス人の両方が勉強しています。「Boarder(寮生)」とは、学校の寮で生活している生徒のことです。一方、「Day pupil(通学生)」は、家族のもとから毎日学校に通う生徒です。寮生と通学生が一緒に勉強・交流することで社会性を育むことにつながります。多くのボーディング・スクールは男女共学で、授業は男女一緒に受けますが、寮は男女別になっています。共学校以外に、男子校や女子校もたくさんあります。
ボーディング・スクールには、以下の2つのタイプがあります。
私立のボーディング・スクール (プライベートまたは パブリック・ボーディングスクール) |
公立のボーディング・スクール |
約460校 | 約40校 |
あらゆる国籍の生徒を受け入れています。 | 原則、イギリス人を受け入れています。 |
授業料と寮の費用がかかります。ほとんどの学校が非営利なので、利益は学校に還元されます。 | 授業料は国が負担するため無償ですが、寮の費用はかかります。 |
詳しい情報は、ボーディング・スクール協会と公立ボーディング・スクール・フォーラムのWebサイトをご覧ください。