生徒が「読むこと」「書くこと」でつまずきやすい背景には、語彙や文法以前に、指導者側の文章に対する目的や構成、言語的特徴に対する視点が十分ではないことがあげられます。大学共通テストの読解問題では、物語文、説明文、意見文といった異なるタイプの英文が出題され、それらの文章(まとまりのある文)は学校新聞の記事、メール、ポスター、SNSの投稿等の形で具現化されます。そしてそれらにはジャンル特有の内容、構成、言語的特徴があります。

そこで英語の授業では、様々なジャンルの文章を意識して指導することが重要です。ジャンルに準拠した指導は、大学共通テスト対策のためだけでなく、生徒を実際の言語使用者に育てることにつながります。

本セミナーでは、まず「ジャンルとは何か」という基本的な考え方を整理し、「まとまりのある文章」や「言語活動」とジャンルとの関係を確認します。その上で、英語の授業においてジャンルを意識することが、教師の指導をどのように円滑にし、また生徒の学習をどのように支えるのかについて、具体的な例を交えながらご紹介します。

こうした視点は、先生方が日々の授業を見直す際のひとつの手がかりとなるだけでなく、生徒の思考力・判断力・表現力等を高める上でも欠かせません。本セミナーでは、このジャンルという考え方を授業にどのように取り入れていけばよいのかを、参加者の皆さまとともに考えていきます。

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日程:3月28日(土)  10:30-11:30

形態:オンライン ZOOM

対象:中高英語科教員、教員養成課程学生、英語教育関係者 

定員:50名

参加費:500円

講師:新潟医療福祉大学 教育・学生支援機構/中央教育センター(講師) 今井 理恵 氏

お申込み: こちら より

お問い合わせ:  ブリティッシュ・カウンシル  英語教育部門  Eメール

講師プロフィール:

新潟医療福祉大学 教育・学生支援機構 中央教育センター(講師)。英語教育学を専門とし、中高英語授業におけるリーディング・ライティング指導を研究している。前職は県立高校の英語教員として、普通科・商業科・総合学科などで長年指導にあたり、英語を苦手とする生徒も多く教えてきた。本講演では、「ジャンル」という視点から、学習指導要領が求める「まとまりのある文章」を授業の中でどのように具体化できるかを、具体例を通して解説する。