これからの英語の授業では、実際の生活に即した、4技能バランスのよい英語コミュニケーション力の育成が求められます。中学・高校段階の新学習指導要領では、公共交通機関のアナウンスを聞き取る(リスニング)、電子メールから必要な情報を読み取る(リーディング)など、意味のある文脈での言語活動が示されています。そして、2020年から実施される大学入学共通テストの出題においても、目的・場面・状況に応じて現実的な課題を達成することが示されました。

では、実践的な英語コミュニケーション力を育成する上で、評価はどのように行われるべきなのでしょうか。評価とは、学習者についた力を適切に把握し、次の段階に向けた成長につなげることができるものです。そして学習者自身も自分の成長の把握や目標設定に役立てることができます。そのような、学習者に良い影響を与えることのできるテストの作成や実施には、留意するべきさまざまなポイントがあります。

ここでは、英語4技能のそれぞれについて、日常生活でその技能を使っている場面、評価するスキルとその方法や形式、採点・評価の基準や確認事項など、特に重要なポイントをアニメーションで分かりやすくまとめた動画をご覧いただけます。また、評価を考える際に参考となる「総合的言語能力」と「CEFR」についても、動画で解説しています。