イギリスには、優れた博物館や美術館がたくさんあります。その多くが入場無料のため、観光客や留学生の皆さんにも人気です。この記事では、文化・芸術に興味がある方に向け、地域ごとにおすすめの博物館や美術館、舞台や音楽フェスティバルをご紹介します。
イギリスで訪れたい博物館
イギリスの歴史や世界の歴史を探究したい方に、おすすめの博物館をご紹介します。
イングランドの北部、中部では、それぞれにテーマを持った博物館が数多くあり、歴史を垣間見ることができます。
- ブラック・カントリー・リビング・ミュージアム(ダドリー)
数百年前のイギリスの生活が紹介されています。 - ヨービック・バイキング・センター(ヨーク)
バイキングの生活を観たり、聞いたり、匂いをかいだりする体験ができます。 - スコットランド国立博物館
スコットランドの成り立ちを理解するのに役立ちます。その歴史・文化・民族に関する展示が満載です。屋上テラスにはアンディ・ゴールドワージーのオブジェがあり、晴れた日は特に気持ちがいいでしょう。 - ウェールズ国立博物館 (カーディフ)
ウェールズの歴史が垣間見られる場所です。芸術から自然科学まで幅広い展示物が鑑賞できます。特にフランス印象派の絵画が充実しており、必見です。 - 大英博物館 (ロンドン)
アフリカ、中東、古代エジプト、アジアの2百万を超える展示物を含め、世界的に有名な芸術品が所蔵されています。 - そのほかの博物館(ロンドン)
ロンドンには、有名な自然史博物館や科学博物館、古美術・デザインを中心としたヴィクトリア&アルバート博物館 、新しく修復されたカティー・サーク号と国立海事博物館を含むロイヤル・ミュージアムズ・グリニッジがあります。 - タイタニック・ベルファスト(北アイルランド)
タイタニック号が製造された地に建つ、世界的に有名な博物館です。
イギリスで訪れたい有名な美術館と文化施設(ロンドン)
イギリス国内にある美術館や文化施設から、ロンドンにある施設を紹介します。
- テート・モダン美術館(ロンドン)
かつて発電所だった建物を改造した、イギリスを代表する近現代美術館です。感動的な常設展示のほか、毎回人気の高い企画展示を行っています。 - ナショナル・ギャラリー(ロンドン)
13世紀から19世紀までの著名な絵画作品を数多く所蔵する世界的な美術館です。
ほかにも、ロンドンには小さなギャラリーが数多くあり、世界的有名アーティストの企画展を行っています。
イギリスで訪れたい美術館と文化施設(ロンドン以外)
イギリス国内にある美術館や文化施設から、ロンドン以外の場所にある施設を紹介します。
- ケルビングローブ美術館(スコットランドのグラスゴー)
スコットランドで必見の美術館です。グラスゴーの人々の生活を描いた作品から、イタリアのスケッチにいたるまで、幅広い年代のさまざまな作品を展示しています。 - ローリー美術館 (サルフォード)
イングランド北部にあるおすすめの美術館です。近現代美術を専門に扱い、写真、デザイン、版画などさまざまな表現メディアを展示しています。
イギリスの博物館や美術館について、詳しくは下記ウェブサイトをご覧ください。
イギリスで訪れたい演劇・舞台芸術
イギリスには、活気ある舞台芸術の伝統があります。シェークスピアやオペラ、世界的に有名なミュージカルやモダンダンス、古典から最新のコンテンポラリー作品まで、さまざまな劇場で幅広く上演されています。
イギリスで参加したいユニークなフェスティバルやイベント
イギリスの留学生は、ユニークで楽しいイベントを体験できます。
サッカーのFAカップ・ファイナルを応援したり、ボンファイヤー・ナイト(たき火の夜/11月5日)に花火を見たり、ロンドン・ファッション・ウィークやザ・プロムスのクラシック音楽を聞いたり、様々な体験ができます。
さらに、面白いものでは、下記のような珍しい体験もできます。
- フェイス・ガーニング(変な顔)チャンピオンシップ(イングランド):イングランドで毎年恒例の行われる住民たちが最もおかしな顔を競うコンテスト。
- ハイランド・ゲーム(スコットランド):伝統的なスコットランド音楽とダンスが楽しめます。
- ボグ・スノーケリング・チャンピオンシップ(北アイルランド):泥のなかを泳ぐコンテスト。
- 「Eisteddfod(アイステズボッド)」(ウェールズ):世界的に有名な詩とアートの祭典。
詳しい情報は下記のウェブサイトでご確認ください。
- Love Great Britain のFacebook
- 英国政府観光庁
- 北アイルランド観光情報
イギリスで参加したい音楽イベント
イギリスの人々は音楽が好きです。イギリス国内から世界へ向けて、最高の音楽をいくつも世に送り出しています。
イギリスでは、ほぼ毎日数多くの音楽イベントが開催されています。ポップ、ロック、ダンスから、クラシック、フォーク、メタル、ジャズまで、ジャンルもさまざまです。どんなに小さな街でも、たくさんの音楽イベントが催されています。
また、イギリスの伝統的なフォークミュージックを聴くのも面白いでしょう。テンポのよいバイオリンと響くドラムの音そして美しいボーカルが楽しめます。
イギリスで参加したい音楽イベント(ギグやコンサート)
最高の生演奏を手軽に楽しめるのが、ギグです。ギグは小規模のコンサートのことで、パブや小さな音楽ホールで開催されます。無料(または低価格)で、将来有望なバンドをチェックすることができるため、次世代のレディオヘッドやアデルの生演奏を聴けるかもしれません!
人気のバンドやクラシック音楽の大規模コンサートは、専用のコンサートホールやサッカースタジアム、劇場で開催されます。学生組合がコンサートを主催することもあります。
イベントの情報は、キャンパスの掲示板や地元の新聞でチェックしましょう。
イギリスで参加したい音楽フェスティバル
イギリスでは、音楽フェスティバルは大変人気があり、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの各所で、何百回も開催されます。
また、都市で開催される音楽フェスティバルのほかにも、夏に郊外で開催される野外フェスティバルなどがあります。
おすすめの音楽フェスティバルを下記に紹介します。チケット料金は高額なものから無料(または低価格)の小さなイベントまであります。地元の新聞で情報をチェックしてください。
イギリスで参加したい音楽イベント(ロック、ダンス、テクノ、ポップ)
- BBC Radio 1 big weekend(開催地は毎年変わります)
「Radio 1」は、イギリスでもっとも人気のあるラジオ局のひとつ。3日間にわたるこのイベントでは、最大級のポップ・パフォーマンスライブを見ることができます。
- Glastonbury(グラストンベリー: イングランドのサマセットで6月に開催)
推定18万人が訪れる巨大なフェスティバル。壮大なサマセット郊外の農場で、有名なロックやダンス・バンド、新進気鋭のバンドの演奏を聴くこともできます。
- Latitude(ラティテュード: イングランドのサフォークで7月に開催)
のんびりとした雰囲気のフェスティバルで、音楽だけでなくコメディやアートも楽しめます。
- Green Man(グリーン・マン:ウェールズのブレコンビーコンズで8月に開催)
美しいブラック・マウンテンで開催されるアットホームなフェスティバル。素晴らしい音楽・時間・理念を保ちながら、10年続く伝統あるイベントです。
- Belsonic(ベルソニック:北アイルランドのベルファストで8月に開催)
ダンス、テクノ、ロックとともに、好みのショーを見ながらベルファストを楽しむイベントです。
イギリスで参加したい音楽イベント(ワールド・ミュージック、フォーク、クラシック)
- Celtic Connections (ケルティック・コネクション:スコットランドのグラスゴーで1~2月に開催)
スコットランドでもっとも才能のあるアーティストと、世界から集まるアーティストによる冬の音楽祭。 - Celtic Fusion(ケルティック・フュージョン:北アイルランドのキャッスルウェランで6月に開催)
情熱的なケルトの伝統音楽、歌、ダンスを楽しむ祭典。 - WOMAD(ウォーマッド:イングランドのウィルトシャーで7月に開催)
世界中から集まる最高峰のミュージシャンに会える貴重なイベント。 - Cambridge Folk Festival(ケンブリッジ・フォーク・フェスティバル:イングランドのケンブリッジで7月に開催)
イギリスとアイルランドのアーティストによる、伝統的なフォークの最高の音楽を聴くことができます。ブルーグラスやゴスペル、ケイジャン、ザディコ、ジャズ、ワールド、クレズマー、ケイリーが演奏されます。 - Eisteddfod(アイステズボド:ウェールズで8月に開催)
ウェールズで最古の芸術祭で、ヨーロッパ最大で最古の文化祭のひとつ。ウェールズ語の歌を聴くことができます。 - BBC Proms (BBCプロムス:各地で7月から9月まで開催)
100年以上続く世界最大級のクラシック音楽祭。オーケストラや出演者による8週間に渡る華やかな祭典です。
イギリスの音楽イベントに関するウェブサイト
イギリスのギグ、コンサート、フェスティバルについて、詳しくは下記の情報をご覧ください。
- 英国政府観光庁
- 北アイルランド観光情報
- Love Great Britain のFacebook(最新ニュースをチェックできます。)