本ページでは、「高等教育と研究分野におけるリーダーシップのジェンダー平等を考える」オンラインセミナーシリーズの各回の内容および登壇者についてご紹介します。セミナー概要および参加申込についてはイベント情報ページをご覧ください。
本プログラムは、Advance HEとの連携により、ジェンダー平等や女性のリーダーシップ、高等教育における制度・文化・組織のあり方について多角的に考える4回のセッションで構成されています。
各回では、国際的な知見を踏まえつつ、リーダーシップのあり方、研究環境における課題、インクルーシブな実践、そして実際の課題への応用といったテーマを段階的に扱います。登壇者による講演に加え、参加者同士の対話や振り返りを通じて、自身のキャリアや研究環境との関係を深く考える機会を提供します。
各回の内容および登壇者(敬称略)
第1回 2026年7月13日(月)ジェンダー平等と女性のリーダーシップの重要性
本セッションでは、高等教育・研究分野におけるジェンダー平等と女性のリーダーシップの重要性について考えます。国際的な視点と日本の文脈の双方を踏まえながら、個人のキャリアと制度・構造との関係を捉え直します。
【登壇者】
- Naima Iftikhar / 西シドニー大学 Lecturer in Learning and Teaching
- 鍋山 祥子 / 山口大学 経済学部 教授
- 原田 尚美 / 東京大学 大気海洋研究所 教授
【主な内容】
- 国際的な実践や経験から見たジェンダー平等とリーダーシップ
- リーダーとしての歩みや経験からの学び
- 日本の高等教育・研究分野における現状と課題
- 制度・文化・組織構造との関係
【このセッションで扱うテーマ】
- なぜジェンダー平等が重要なのか
- 女性研究者のキャリアに影響を与える要因
- リーダーシップの多様なあり方
- 研究環境における構造的課題
【学びのポイント】
- 国際的視点と日本の状況をつなげた理解
- キャリアと構造的課題の関係の整理
- 自身のリーダーシップの捉え直し
【第2回】 7月17日(金)リーダーシップとは何か
本セッションでは、リーダーシップとは何かを問い直し、研究・教育・専門活動など、それぞれの立場や環境における多様なリーダーシップのあり方について考えます。分野や職種の異なる登壇者の経験を通じて、形式的な役職にとらわれないリーダーシップの可能性を探ります。
【登壇者】
- Jessamine Giese / クイーンズランド工科大学 Lecturer of Education
- Helen He / 香港大学 Lecturer, Bau Institute of Medical and Health Sciences Education, Li Ka Shing Faculty of Medicine
- Suja Sundar / キャンベラ大学 Lecturer in Nursing
- Shiyu Sun / 香港大学 Project Manager and Senior Research Assistant
【主な内容】
- 異なる分野・キャリアからのリーダーシップ実践の紹介
- 若手研究者にとってのリーダーシップの意味
- 可視性や信頼性の構築に関する視点
- 組織やチームの中で影響力を発揮する方法
【このセッションで扱うテーマ】
- リーダーシップはどのように現れるか
- 役職に依存しないリーダーシップのあり方
- 可視性・ネットワーク・信頼の構築
- 分野や文化を超えた協働の実践
【学びのポイント】
- 自身の文脈におけるリーダーシップの捉え直し
- 多様なロールモデルからの具体的な示唆
- キャリア初期から実践できる行動のヒント
【第3回】 7月23日(木)課題の共有と解決に向けた対話
本セッションでは、研究環境における課題を共有しながら、対話と実践を通じて解決への糸口を探ります。ジェンダー平等やインクルージョンを日常の研究活動の中でどのように実現していくかについて、具体的なアプローチを考えます。
【登壇者】
- Keely Mills / 地球科学者、英国地質調査所 Project Development Scientist
【主な内容】
- インクルーシブな研究環境づくりの実践例
- バイアスや構造的課題の具体的な現れ方
- スポンサーシップやピアサポートの役割
- 日常的な研究実践における改善の視点
【このセッションで扱うテーマ】
- 研究環境におけるバイアスの構造
- 変化を促すための具体的アクション
- 同僚やネットワークの役割
- 制度と個人の相互作用
【学びのポイント】
- 課題を言語化し共有する力の強化
- インクルーシブな実践を日常に組み込む視点
- 自信と主体性を高めるためのアプローチ
【第4回】 7月29日(水)課題に向き合うリーダーシップ
本セッションでは、これまでの学びを踏まえ、実際の課題に対してどのようにリーダーシップを発揮するかを考えます。アクション・ラーニング・セット(ALS)の考え方を通じて、対話と協働による問題解決のプロセスを体験的に学びます。
【登壇者】
- Marie White / クイーンズランド工科大学 Senior lecturer and early career researcher, School of Education
【主な内容】
- アクション・ラーニング・セット(ALS)の理解
- 実際の課題を題材とした検討プロセス
- 対話と問いを通じた問題解決のアプローチ
- 内省的実践と学習の循環
- 研究・組織における実践への応用
【このセッションで扱うテーマ】
- リーダーシップを行動として捉える視点
- 対話と協働による意思決定
- 内省とフィードバックの活用
- 個人と組織の変化をつなぐ視点
【学びのポイント】
- 学びを実践に結びつける力の強化
- 課題に向き合うための具体的手法の獲得
- 継続的な学習と実践のサイクルの理解