効果的な教員研修に必要な要素
生徒の力を伸ばすには、教師の指導力を高めることが何よりも重要です。そのために行われる「教員研修」には、質の高さや魅力が求められます。しかし、研修の担当者からは、「研修がやりっぱなしになっている」「もっと先生たちのやる気を引き出したい」 という悩みも聞かれます。
このような課題を解決するためには、研修の企画段階が最も大切。つまり、研修後に教師の行動が変わる、“授業改善”を起こすための研修デザインが必要です。そこでブリティッシュ・カウンシルでは、英語教育研修の企画に役立つハンドブックを作成しました。当機関が文部科学省や教育委員会等にご提供してきた研修では、「自信がついた」「生徒が変わった」という声が多くの受講者から寄せられました。また、世界の研究成果を参照し、日本の教育現場に合わせて活用することで、再現性のある研修ノウハウが明らかになりました。
このハンドブックでは以下の「変化」を促す3カテゴリーに沿い、研修企画に必要な16の視点を取り上げました。教育委員会の皆さんが活用できる情報を網羅し、事例も紹介しています。
「変化」のための3つのカテゴリー
- 変化を生み出すための知識
効果的な教員研修の要素や、教師という専門職の特性についての確認。 - 「変化を生み出す」研修をデザインする
研修の目標設定や期間、構成、対面とオンラインの使い分けなど。 - 変化のための学習活動と評価
学び方や 「やりっぱなし」にならない工夫、研修の評価方法。
授業改善とは、教師の行動に変化が起こること。良い変化を引き出す研修実現のために、この 「研修デザイン」のハンドブックをぜひお役立てください。
【『変化のための英語教員研修のデザイン 明日からの授業が変わるための16の視点』ダウンロードは下記「ダウンロード」から】