ブリティッシュ・カウンシルは、高等教育機関、専門機関、政府向けにCambridge IGCSE、Cambridge国際AS・Aレベル (International Advanced Subsidiary / Advanced Level) 試験を実施する登録されたテストセンターです。

実施可能な試験

当ウェブサイトに掲載されているPrice Listに記載のペーパーベース試験(筆記試験)を実施しています。全試験 、月曜日から金曜日の営業時間内に実施されます。

各科目の実施可否は、シリーズごとにCambridgeが決定します。タイムゾーンの制約やCambridgeの決定により、一部の科目が実施されない場合があります。

実施不可の試験・科目

  • スピーキング、口頭試験または面接
  •  スピーキング、リスニングを含む語学科目
  • 実技試験または実験を含む理系科目(IGCSE: Information and Communication Technology、International AS & A Level: Biology, Chemistry, Physics, Information Technology, Computer Science 他)
  • コースワーク
  • インターネットを用いる科目
  • 個人受験者は対象外の科目
  • 営業時間外または週末に実施される科目

なお、ブリティッシュ・カウンシルでは以下の試験を提供しておりません。

  • Cambridge O Level
  • Cambridge Checkpoint
  • Cambridge International Project Qualification (IPQ)
  • Unavailable Cambridge Subjects

上記ブリティッシュ・カウンシルでは提供されていない科目や資格の受験を必要とする場合、Cambridgeウェブサイトより、他のCambridge公式テストセンターにお問い合わせください。

さらにサポートが必要な場合は、メールでお問い合わせください。

Cambridge IGCSE、Cambridge国際AS・Aレベル (Advanced Subsidiary and Advanced Level Examinations)試験は年に2回実施されます。

  • 2026年度5 ・6月期試験:申し込み受付中。申し込み締め切りは2026年2月13日17:00(日本時間)です。この期限を過ぎると延滞料金が発生します。
  • 2026年度10 ・11月期試験:受付は2026年6月に開始されます。詳細については、受付開始時にお知らせします。

科目・金額表(PDF 131KB)

上記の表に記載されている金額は、ブリティッシュ・カウンシルの手数料とCambridgeへのボードフィーが含まれています。

受験料は各科目によって異なります。申し込み可能な科目とオプションの詳細については、School Registration Systemをご覧ください。

お申し込み手順

  1. 受験したい科目が決まったら、School Registration Systemにて申込締切日までに登録とお支払いを完了してください。
  2. お支払い後、受験者の有効なパスポート写真ページのスキャンをメールで提出してください。  
  3. Statement of Entryを受け取ったら、登録内容を確認してください。

Carry Forward

一部のCambridge International A Level科目では、段階的評価を用いてInternational A Levelを修了するため、または前回の試験シリーズで取得した成績を向上させるため、前回の成績を将来の試験シリーズに持ち越すことが認められています。

受験者がAS Level科目を初めて受験した日から13ヶ月以内に成績を繰り越す必要があります。受験資格確認のため、過去のStatement of Resultsをメールで提出してください。繰り越し資格が確認されると、当該科目の登録が可能になります。

タイムテーブルの重複

当テストセンターで登録されたCambridge試験間でタイムテーブルの重複が生じた場合、いずれか一方を同日の別の時間帯に振り替えます。2つの試験間の休憩時間中も受験者は試験会場にて監督下に留まらなければなりません。なお、他のCambridge試験(例:Cambridge Assessment Admissions Testing)との時間割の重複については、いかなる調整も行えませんのでご注意ください。

特別措置

特別措置とは、特別な教育的ニーズ、障がい、または一時的な負傷・疾病を抱える受験者のバリアを最小限に抑えるための事前手配です。適切に活用されることで、特定のニーズを持つ受験者が、評価の要求水準を変更することなく、自身の知識、技能、理解力を示すことを可能にします。

特別措置を必要とする受験者はお申込締切日までに、過去4年以内に発行されたアセスメント結果が記載された英文の診断書をメールで提出してください。

別の試験会場での登録について

同一試験シリーズ内において、異なる科目を異なるテストセンターへ申し込むことは可能ですが、同一科目を複数のテストセンターへ申し込むことはできません。全ての試験をひとつのテストセンターで受験されることを強く推奨します。

ブリティッシュ・カウンシル英語版ウェブサイトに準備方法の全文が掲載されていますのでご覧ください。

試験に向けての準備には、いくつかのステージがあります。まずは問題形式や時間配分に慣れるためCambridge Find resourcesで公開されている過去問に取り組んでみましょう。

試験会場 

試験はブリティッシュ・カウンシル東京にて実施されます 。会場の変更はできません。

試験日程

ご登録・お支払い後にメールお送りするStatement of Entryにて、科目と試験日、開始時間をご確認ください。

試験開始時間について

  1. Cambridge「AM」試験は、日本時間午前10:00開始です。Cambridge「PM」試験は日本時間午後2:00開始です。
  2. 受験者は試験開始30分前までに到着し、手荷物預け入れと受付手続きを行ってください。
  3. 試験開始15分前までに着席していただきます。
  4. ブリティッシュ・カウンシルはCambridgeの規定時間(Key Time)を厳守します。Cambridgeの規定時間後に到着した受験者は試験を受けることができず「欠席」と記録されます。

試験当日に持参するもの

持ち込み品は、試験前および試験中に検査されます。なお、貴重品は持ち込まないでください。私物の紛失や損傷について、当センターは一切の責任を負いかねます。

  1. 有効なパスポート原本 (デジタル版/パスポートのコピーは一切受け付けられません)
  2. 透明ケースに入れた 筆記用具(2B鉛筆、黒・青インクのペン)
  3. 許可されている場合のみ、scientific calculator(関数電卓)。詳細はCambridgeによる電卓の規定をご確認ください。
  4. 科目ごとに必要な追加用具(幾何学用具、定規、分度器、コンパスなど)
  5. ラベルをはがした透明なボトルに入った飲料水(ご希望の場合のみ)

Cambridgeからの受験者への通知

ブリティッシュ・カウンシル英語版ウェブサイトにCambridge’s Notice to Candidatesの全文が掲載されていますのでご覧ください。 

18歳未満の受験者について 

School Registration Systemに記載された保護者は、試験終了後に受験者を迎えに来る際、スタッフによる確認のため、有効な写真付き身分証明書の原本を提示しなければなりません。指定者の変更または引き取り方法の変更は、事前にメールにてご連絡ください。

特別な考慮(Special consideration)

一時的な病気やけがなど試験当日に予期せぬ事情により不利な状況に置かれた受験者は、特別な考慮の対象となる場合があります。

試験結果と成績証明書の発送について

5月/6月試験シリーズ

  • Statement of Provisional Resultsは8月中旬に発表されます。
  • Final Certificate of Resultsは10月下旬に当センターに到着し、Statement of Provisional Resultsの原本と共に郵送されます。

10月/11月試験シリーズ

  • Statement of Provisional Resultsは1月中旬に発表されます。
  • Final Certificate of Resultsは3月下旬に当センターに到着し、Statement of Provisional Resultsの原本と共に郵送されます。

オンラインでの結果の閲覧

Cambridge試験結果発表日の1週間前に、ログイン情報をメールにてお知らせします。Cambiridgeオンライン結果発表ポータルにて成績をご確認ください。

試験結果の理解

試験結果に関する詳細はFind results informationからご覧いただけます。

Cambridgeオンライン結果発表ポータルに表示される成績は、Percentage uniform marks となります。Percentage uniform marks は、あなたがその成績区分の中間位置にいるか、上位または下位に近い位置にいるかを示します。これは成績に関する追加情報となり、最終的な成績評価には影響しません。成績証明書(Final Certificate of Results) には記載されませんが、暫定結果 (Statement of Provisional Results) には記載されます。

各科目の詳細な採点結果(コンポーネントマーク)はメールでご依頼ください。 

採点過程について

答案は専門の採点官が厳格な採点基準に従って評価します。主任採点官がプロセスを監督し、評定の公平性を確保します。境界線上の評定については、品質保証プロセスの一環として再採点が行われ、公平性が担保されます。それでも結果が自身の実力を正確に反映していないとお考えの場合は、結果に関する問い合わせ(EAR)を申請できます。 

Priority Results Service

結果発表日に仮の結果証明書を指定の教育機関へ送付するよう依頼できます。Priority Results Information Application Formに必要事項を記入の上、Cambridgeに直接申請してください。申請方法や料金の詳細、申請締切等はフォーム内でご確認いただけます。申請締切は通常、結果発表日の6週間前となりますのでご注意ください。なお、試験結果発表日より前に結果を送付することはできませんのでご注意ください。

また、英国大学への出願に関しては、全ての成績は大学要件に間に合うようUCAS(Universities and Colleges Admissions Service)に送付されます。関連する出願締切日までに必ずUCAS登録を完了してください。

成績証明書の発送について

Final Certificate of Resultsは、School Registration Systemに登録されている住所宛に、追跡可能郵便にて日本国内は無料で発送いたします。日本国外への証明書発送をご希望の場合、国際郵便料金(5,000円~12,000円)が別途発生します。料金は配送先および地域区分により異なります。

登録した住所から変更がある場合は、直ちにメールにて新しい住所をお知らせください。

試験結果発表後のサービス

結果に関するその他のサービス(第三者による結果確認や成績証明書再発行など、成績を示す公式文書)については、Exam Results informationをご参照の上Cambridgeに直接お申込ください。

日本のブリティッシュ・カウンシルでは、成績証明書の発行または認証を行う権限を有しておりませんのでご注意ください。

  • 受験者は申込時に受験料全額を支払うものとします。変更またはキャンセルを申請した場合、返金の可否はCambridgeの規定に基づき決定されます。
  • Normal registration periodに申込キャンセルを希望する受験者は返金を受けられます。正当な理由(医療上の事情や兵役義務)があり、それを証明する英文書類を提出した場合、事務手数料は免除されます。
  • Normal registration periodが過ぎた後の問い合わせについてはいかなる場合も返金対象外となります。正当な理由(医療上の事情や兵役義務)に基づく申請で十分な証拠または説明が提出された場合に限り特例が適用されますが、事務手数料は発生します。証拠書類(公的機関発行の診断書や事故報告書等)は英文である必要があり、医師または専門家の署名と機関による捺印が必要です。また、当該状況により受験者が予定された日時での試験受験が不可能である旨が明記されている必要があります。
  • 身分証明書類に変更があった場合、受験者は試験日までに当テストセンターへ必ず通知してください。通知がない場合、当該受験者は試験受験を認められず、返金や振替の対象とはなりません。

再採点 (EAR – Enquiries About Results)

School Registration Systemを通じてEARを申請できます。詳細についてはこちらのEAR ガイド をお読みください。

EAR手数料については、オンラインでの結果閲覧に関するメールにて併せてご案内いたします。EAR手数料の受領を確認後、当センターよりCambridgeに対しEARを申請します。その後、結果通知書の発行には30日程度要します。Cambridgeでは EAR の express service は承っておりません。

また、EAR サービスの選択は科目単位で行い、ペーパー単位での選択はできませんのでご注意ください。

再受験

ご自身または指導教員が成績向上が見込めると判断した場合、再受験を選択することも可能です。過去1年間に同一シラバスを受験した場合(各シリーズでの受験オプション選択に関わらず)、その試験は再受験として扱われます。

登録受付開始時にSchool Registration System より登録してください。10月/11月シリーズにて再受験を登録する際は、システム上で必ず「retake」 にチェックを入れ、前回のCandidate numberおよび前回のテストセンター番号を入力してください。6月シリーズにて再受験をする場合は、再受験であることを示す必要はありません。

その後、受験資格確認のため、前回の成績証明書 (Statement of Results) をメールにて送付してください

文部科学省の参照リンク

日本の学校教育法施行規則において、「ジェネラル・サーティフィケート・オブ・エデュケーション・アドバンスト・レベル資格(General Certificate of Education Advanced Level(GCE Aレベル)資格)を有する者で18歳に達している場合、日本の大学入学に関し高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる」としています。詳しくは文部科学省の「大学入学資格に関するQ&A」ページをご参照ください。