作曲家・藤倉大による新作オペラ『アルマゲドンの夢』が2020年11月15日(日)〜11月23日(月・祝) 、新国立劇場にて上演されます。これを記念し2020年11月5日(木)、大野和士氏(指揮)、藤倉大氏(作曲)、ハリー・ロス氏(台本)を迎えオンラインで特別トークを開催しました。

英国のアーティスト・作家、ハリー・ロスが台本(英語)を手がけ、H.G.ウェルズのSF短編を題材にした『アルマゲドンの夢』は、時空を自在に行き来しながら、忍び寄る全体主義、そして科学技術の発展がもたらす大量殺戮への不安を描いた原作を脚色し、現代に生きる我々のそばにある脅威を描き出します。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、公演に携わる海外からの出演者やスタッフは予定を早め来日しました。入国後の待機期間を経たのちリハーサルに参加し、本番を迎えます。

本トークでは、開演を目前に控えた大野和士氏、藤倉大氏、ハリー・ロス氏に、作品に込めた思いや公演の実現にいたるまでの国際協働について、また世界がパンデミックに直面する今、音楽やオペラの力、そして本作品が持つ新たな意味についてお話を伺いました。(収録日:2020年11月5日(木))

主催:ブリティッシュ・カウンシル
協力:新国立劇場

英語音声、オリジナル音声はそれぞれ以下のリンク(ブリティッシュ・カウンシルYouTubeチャンネル)よりご覧いただけます。

英語音声版
オリジナル音声版

スピーカー・プロフィール

【指揮】大野和士

東京生まれ。東京藝術大学卒。バイエルン州立歌劇場にてサヴァリッシュ、パタネー両氏に師事。1987 年イタリアのトスカニーニ国際指揮者コンクール優勝。以後、世界各地でオペラ公演およびシンフォニーコンサートで聴衆を魅了し続けている。90~96 年ザグレブ・フィル音楽監督。96~2002年バーデン州立歌劇場音楽総監督。92~99 年、東京フィル常任指揮者を経て、現在同楽団桂冠指揮者。02~08 年モネ劇場音楽監督。12~15年アルトゥーロ・トスカニーニ・フィル首席客演指揮者、08~17 年リヨン歌劇場首席指揮者を歴任。15年から東京都交響楽団、バルセロナ交響楽団音楽監督。オペラではミラノ・スカラ座、メトロポリタン歌劇場、パリ・オペラ座、バイエルン州立歌劇場、グラインドボーン音楽祭、エクサンプロヴァンス音楽祭などへ出演。渡邉暁雄音楽基金音楽賞、芸術選奨文部大臣新人賞、出光音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞、エクソンモービル音楽賞、サントリー音楽賞、日本芸術院賞ならびに恩賜賞、朝日賞など受賞多数。紫綬褒章受章。文化功労者。

【作曲】藤倉大

1977年大阪に生まれ15歳で渡英。数々の作曲賞を受賞。国際的な共同委嘱も多数。オペラ作品の国際的評価も高く、2015年にシャンゼリゼ劇場、ローザンヌ歌劇場、リール歌劇場の共同委嘱による自身初のオペラ『ソラリス』をシャンゼリゼ劇場にて世界初演、18年にはアウグスブルク劇場で新演出上演された。また18年2作目のオペラ『黄金虫』を世界初演。14年に名古屋フィルハーモニー交響楽団の、17年にイル・ド・フランス国立管弦楽団のコンポーザー・イン・レジデンスに就任。17年に革新的な作曲家に贈られるヴェネツィア・ビエンナーレ音楽部門銀獅子賞を受賞。また同年から東京芸術劇場で開催している世界中の"新しい音"が集まる音楽祭「ボンクリ・フェス」の芸術監督を務めている。

【台本】ハリー・ロス

トリニティ・カレッジ・オブ・ミュージックで声楽と作曲を学ぶ。在学中に、長年共同で創作を行うことになる藤倉大と出会い、以来、藤倉大の声楽作品の多くの詞を書く。作詞のほか、体験型あるいはサイトスペシフィックなライブ作品のプロデューサー、クリエイティブ・ディレクターを務める。英国ロイヤル・オペラ(リンバリー・スタジオ)における細川俊夫『リアの物語』英国初演を演出した後、スポレート音楽祭のアソシエート・アーティスティック・ディレクターとして活動しながら、グローブ座で作家デレク・ウォルコットが演出したオペラ『テーベの埋葬』(シェイマス・ヒーニー作)のプロデューサーを務め、舞台デザイナーのヘレン・スカーレット・オニールとの創作活動を始める。オニールとの共同創作では、ロンドンの映像会社 Secret Cinema、ロンドン・コンテンポラリー・オーケストラ、英国国立公文書館、英国およびウェールズ・ナショナル・トラストへ作品を発表。オランダデザイン・デジタル文化研究所の委員として、またフォンティス芸術学校で芸術研究も行っている。

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