英国の若手研究者育成から学ぶ、日本の博士人材育成のあり方とは?

英国の大学では2000年に入ってから、博士課程学生やポストドクター研究員の社会でのさらなる活躍を支援するために、トランスファラブルスキル・トレーニング(Transferable Skills Training)を推進。ヨーロッパをはじめとする諸外国からも高く評価されてきました。この取り組みは、社会にとって魅力ある博士人材、イノベーション人材の育成・輩出が強く求められる日本の大学にとっても先行事例として注目されています。

現在では、これらの取り組みが各大学において深く根付き、より包括的に研究者の能力・キャリア開発を支援するResearcher Developmentとして展開されています。

ブリティッシュ・カウンシルでは、産学連携でのイノベーション教育、および博士人材の能力育成・キャリア開発において、英国の事例に関心があり、また日英連携を模索される大学、政府、産業界関係者の皆様に対して、情報提供や連携支援を行っています。

過去の活動事例

シンポジウム、セミナー、ワークショップ

大学・関係機関の連携支援

  • 博士人材の能力育成、キャリア支援を目指す日本の大学と、Transferable Skills開発、及びResearcher Developmentにおいて先進的事例のある英国の大学との意見交換、事例共有、人材交流、プログラムの共同開発の支援
  • 大学の博士人材育成を支援する関係機関への情報提供、および日英連携支援 

トランスファラブルスキル・トレーニングとは?

近年、英国の大学が博士課程学生やポストドクター研究員を対象に行ってきた、アカデミアのみならず社会で広く活躍する人材育成のためのスキル開発トレーニング。2002年、当時シェフィールド大学副学長であったギャレス・ロバーツ卿が報告書 Set for Success をまとめ、博士課程学生の社会移行能力トレーニング、およびポスドク研究員のキャリア開発支援の重要性を指摘。2002年から2011年まで、英国政府からリサーチカウンシルUK(RCUK)を通して、各大学でのトレーニングへの重点的な予算配置が行われた。またRCUKの助成により Vitae というネットワークが立ち上げられ、関連情報や大学間の実践事例交換を支援している。

Vitae Researcher Development International Conference 

博士人材・研究人材育成を支援する組織Vitaeが主催する国際会議。英国をはじめ各国の高等教育機関などから専門家が集います。詳細は下記はVitaeのWebサイトをご覧ください。