ブリティッシュ・カウンシルは、東アジア地域の国々の伝統工芸セクターをより持続継続的に発展させ、この分野での英国および東アジア地域とのネットワークを深めていくことを目的に、2014年にプロジェクト「New for Old」を立ち上げました。

伝統工芸は、これまでアジア地域において、とりわけ地域の女性や少数民族にとって重要な役割をはたしてきましたが、イノベーションや新しい技術への投資が少ない、成長性が低く政府からの関心が低い、起業があまり活発でない、コピーライトの侵害や市場との関わりが薄いなど、現在多くのチャレンジも抱えています。しかし、創造性や技術、地元の知恵などを融合させることによって、こうした伝統工芸のビジネスはより競争力を持つことが可能です。工芸品の生産は、その地域コミュニティが持つ美意識やシンボリズム、世界観を反映した重要な文化的な表現であり、収益や雇用を生む貴重な資源でもあります。

このような状況を背景に、ブリティッシュ・カウンシルは本プロジェクトを立ち上げ、現在タイやインドネシアにおいて英国や各国のパートナー組織との連携のもと、伝統工芸にかかわるデザイナーやクラフトワーカーのアントレプレナーシップを促し、よりマーケットニーズに即した現代的なクラフト製品をデザインするためのスキル向上を目的としたワークショップなどを実施しています。